2015,9国連で開かれたサミットで世界のリーダーにより決められた国際社会共通の目標。
①貧困をなくす ②飢餓を0にする ③全ての人に健康と福祉を提供する ④質の高い教育を受ける ⑤ジェンダー平等(男女平等)の実施 ⑥安全な水とトイレを世界中に広める ⑦エネルギーを世界中の人に共有する ⑧働き甲斐、経済成長を広める ⑨産業と技術革新の基盤を作る ⑩人や国の不平等をなくす ⑪気候変動に具体的な対策を講じる ⑫海の豊かさを守る ⑬平和と公正さを全ての人に ⑭パートナーシップで目標を達成しよう
上記の項目を読んで、私達が普段テレビのニュースor新聞の記事でよく話題にされることばかりです。
私達の身近にある問題:ゴミ出しの問題点。私達が、気軽にゴミ出しますと魚や海で存在する生き物がゴミが原因で生き生きと生存しにくくなることを聞いて、反省して海の生き物も私達人間も両方生かされることを考えたいものです。
また、気候変動に対応する対策に関して、最近、地震or台風で大切な住まいが崩壊された方々のことがニュースで報道されていますが、被害に遭われた方は、どれだけ不安感をお持ちなのか心配になります。
過去の災害による住宅被害は少なかったように思われますが、私達が自然の恩恵を受けながら、自然を壊して災害が発生する原因にしていたとしたら、何も語れないし、反省して、地球の自然をもっと理解を深めて、人間or動物、植物が共存できる社会になれば、良いなと感じます。
読者の皆さんは、身近な問題点をどのように感じられましたか?また、どのような対策を実践されていますでしょうか?
岡山県西粟倉村の取り組み
この村の総面積:58平方kmのうち93%が、森林に覆われた山深い地域です。現在、村の人口:1,400人のうち200人(15%)が移住者となっています。地元の消防訓練に参加する人の半分が、移住者であり、移住者が、村の中心的存在となっています。
「市町村合併しない」という覚悟が原動力
日本各地で人口減少or少子高齢化という深刻な問題を背景に、市町村の合併を積極的に進めてきまして、合併した市町村には、手厚い財政支援措置が行われていました。西粟倉村でも合併の話し合いはありましたが、その決定:「合併しない」でした。
合併しないと財政支援を受られないので、経済的な自立が必要になります。「自立して生き残る必要がある」という覚悟が、西粟倉村の大きな原動力となっています。
村最大の資源を活かす
村の面積の93%を占める森林を村の経営資源として考えられないか?「百年の森林構想」というビジョンでは、森林の管理・整備というプロジェクトand森林の整備で発生する間伐材を付加価値を付けて販売するというプロジェクトの両方進める必要がありました。
具体的には、村内の森林所有者から森林を預かるプロジェクトand民間のベンチャー企業に付加価値を付けて販売してもらうプロジェクトを推進して行きました。
行政と民間企業が共にビジョン・プロジェクトを実現
ビジョンをもとにアイデアを出す自治体は、多いと思いますが、確実にプロジェクトを実施している自治体は、少ないと思います。それが西粟倉村の強みです。
部外者への西粟倉村の取り組みプロジェクトの公開
西粟倉村の以外の人で、特に木工の仕事に意欲的な人に、実際に行われている村のビジョン・プロジェクトを公開している。”日本各地で檜の木はあるが、檜で家具を作るなら、是非とも西粟倉村で起業したい。”と納得してもらえるように見える化しています。
檜の木の特徴他について調べたこと
檜の特徴:心を癒す優しい香りor清潔感のある木肌触り、湿気に強く、香りも良く加工しやすい、虫や細菌を寄せ付けない。
日本三大檜の産地:木曾、吉野、紀州。
間伐材から加工して作られた商品:ユカハリ・タイル、子供のおもちゃ、家具他。
岐阜県立森林文化アカデミー:教員の方の記事の一節に参考になる文章がありましたので、紹介させていただきます。
木工職人の不安材料
これから木工の職人を志しておられる方は、夢のを抱くと同時に将来の木工の仕事への不安も持っていると思います。例えば、海外からの値段の安い木材が輸入されたり、AIやロボット技術が進めば、自分たちの仕事が立ち行かなくなるのではないかという心配も抱くものです。
では、どんな人材が、必要なのか?木工を学べる職業訓練校、大学、技術学校等々色々ありますが、実際に現場で「作る技術者」は、たくさんいるのです。
木工の仕事の新たなニーズ
今まで、木工の商品は、買うだけの消費だけでしたが、最近は、趣味としてDIYとして素人のが、自分で作りたいという意欲を持つ人が増えて、作り方を伝えるニーズ(仕事)or海外からの観光客や日本独自加工技術を学びたい人へのレクチャー(仕事)等々仕事の内容が段々と変わって来ています。
テレビ番組でも、外国の人が私たち日本人以上に関心を示す場合、相手の人に納得できるまで伝えることが仕事になっています。
「作る技術」だけでは、足りません。別の2,3の分野の知識や経験を活かして、組み合わせることで、仕事が成り立ちます。
木工と無関係の分野からの転職を志す人にとっては、これまで培ってきた経験を取り入れることも最良なことです。
色々と説明させていただきましたが、私自身SDGSについては、まだまだ勉強不足で説明が足りないことが多かったと思っています。読者の方には、SDGSについて少しでも理解してもらえば、幸いです。